2010年3月19日金曜日

名古屋ウェルバ・アクトゥス・ワークショップが始まります

昨年2009年におこなわれた第一回ウェルバ・アクトゥス公演「Kenji - 宮澤賢治・音と光と土 - 」の記憶もいまだ鮮明ですが、今年もウェルバ・アクトゥスの本公演(第二回)とそれをめざしてのワークショップがスタートします。
そのご案内です。

◎朗読、音楽、演劇、美術などが渾然一体となった「ウェルバ・アクトゥス」に
 あなたも参加してみませんか

◎ウェルバ・アクトゥス・ワークショップ
 2010年4月10日 プレスタート!
 参加費 1回3000円/10回分一括20,000円
 開催場所 アクテノンほか
 (アクテノン:名古屋市演劇練習館・中村区稲場地町1-47)

◎開催スケジュール
 時間はすべて14:00-17:00です。
  プレワーク:4月10日(土)/5月8日(土)
  6月12日(土)/7月10日(土)/8月7日(土)/9月11日(土)
  10月9日(土)/10月30日(土)/11月13日(土)/11月27日(土)
 ・本公演 愛知芸術文化センター小ホールにて
  12月10日(金)/11日(土)
  場合によっては追加公演を12月12日(日)
 ・その他必要に応じて補講やリハーサルをおこないます。
 ・応募締切:6月30日
 ・7月から参加の方は7回分一括15,000円で参加できます。
 ・いつでも単発参加はできますが、最終本公演出演をめざす方はなるべく連続で参加してください。

◎ワークショップのねらい
 2009年9月2日に名古屋市芸術創造センターホールにおいて、第一回ウェルバ・アクトゥス公演「Kenji - 宮澤賢治・音と光と土 - 」2ステージがおこなわれ、大きな共感と反響をいただきました。この公演を成功に導いたのは、公演に先立って足かけ五ヶ月にわたっておこなわれたワークショップ参加の約15名の皆さんです。
 まったくウェルバ・アクトゥスの実演経験がない15名の方が、ワークショップを通じて表現力を身につけ、磨き上げ、またひとつのステージを作るという目的に向かって共感をひとつにしていった様子は、本公演のステージ以上に感動的であり、大きなものを得ることができました。
 今年2010年はその経験を礎に、ウェルバ・アクトゥスという表現と共感の方法を深め、さらに大きな運動体としてのステージを実現したいと思っています。
 今年取りあげる題材は宮澤賢治作『銀河鉄道の夜』で、これを数十名のワークショップ参加者によるウェルバ・アクトゥスの壮大なステージに構成します。タイトルは「Ginga - 宮澤賢治・時と地と星 - (仮)」

◎ワークショップの内容
 人に伝えるための声、読み、表現を作る。
 ステージにあがるための身体と動きを作る。
 感受性を磨き、コミュニケーション能力を高める。
 現代朗読協会がおこなっているワークショップの方法を使います。
 アレクサンダー・テクニーク、コンテンポラリーアート、非暴力コミュニケーションなどの考え方を取りいれたユニークで斬新な方法です。

◎対象者
 朗読や自由な身体表現、コミュニケーション芸術に興味がある方。
 これから朗読者・表現者になってみたいと思っている方。
 自分の身体を使って宮沢賢治の言葉・作品に関わり、表現したいと思っている方。
 15歳未満の方は参加できません。また、18歳未満の方は保護者の同意が必要です。
 上記以外には年齢、職業、性別、身体的条件は問いません(障碍をお持ちの方はご相談ください)。
 ワークショップを通しておこなわれる演出審査(オーディション)後、本公演への出演が可能となります。

◎講師
 本公演の脚本/演出/音楽を担当する水城雄のほか数名があたります。

◎主催
 ウェルバ・アクトゥス制作実行委員会
 電話 080-6940-8904
 FAX 0520323-2593
 MAIL info.verbaactus@gmail.com
 BLOG ⇒ http://verbaactuskenji.blogspot.com/

◎協力
 日本巧匠文化協会、NPO法人現代朗読協会、劇団クセックACT、PAP・でらしね、アイ文庫、Team Detara Me

2010年3月13日土曜日

ウェルバ・アクトゥス制作実行委員会が動きはじめる

 3月12日、夜。
 前回もミーティングで使わせてもらった〈まちの縁側MOMO〉で、制作会議。ここで正式に「ウェルバ・アクトゥス制作実行委員会」の会合となりました。
 ナオスケさんが世話人となって進行をやってくれました。
 最初に私・MIZUKIが、ウェルバ・アクトゥスという言葉/行為の定義を再確認すべく、説明をさせてもらいました。そのなかで、去年の「Kenji - 宮澤賢治・音と光と土 - 」でおこなわれたことの意義と課題を確認し、今年の新作に向けての思いを語らせていただきました。
 今年は『銀河鉄道の夜』を題材にした演目を作りたいと思っています。その構想をおおまかに説明させてもらいました。ウェルバ・アクトゥスは演者とオーディエンスが「ステージと客席」という隔たれた関係を作るのではなく、「時間と空間を共有し共感する」関係を作ることをめざしています。そのための舞台構想や、作品展開を説明したのです。
 みなさんには共感してもらえたようで、うれしいかぎりでした。

 その後、さまざまな実務的な問題を話し合い、進めていきましたが、前向きな企画が次々と話し合われて小気味のいい雰囲気が生まれました。今年のウェルバ・アクトゥスも、きっとすばらしいものになるのではないかと予感されます。
 そして今年は、去年の参加者だけでなく、より多くの協力者、応援していただける方を増やす計画が進んでいます。〈MOMO〉のセツコさんもそのおひとりで心強いですし、若い芸術家たちも加わって駆けつけてくれました。

 今年は12月の本公演だけでなく、さまざまなイベントを展開しながらウェルバ・アクトゥスの活動が進んでいくことになっています。
 まずは、4月10日にスタートするワークショップ。その夜は〈MOMO〉でミニライブ。
 ワークショップのチラシももうすぐ完成します。
 次は4月25日に〈みのかも文化の森〉でおこなわれる「春・朗読の一日」というイベントへの、ウェルバ・アクトゥスからの殴りこみ。おっと、表現が悪いですね、出演です。
 そして6月12日には〈West Darts Club〉でおこなわれる「金星演劇祭」の一環のライブ。
 次々と動きはじめています。
 ウェルバ・アクトゥスへの皆さんの参加をお待ちしております。