2010年12月7日火曜日

「Ginga」に出演する窪田涼子

今回、ただひとり、大阪からの参加となる窪田涼子。
彼女との付き合いも、岩崎さとこに次いでけっこう長い。
窪田涼子にもまた、多くのオーディオブックをとってもらっている。夏目漱石『彼岸過迄』、筒井康隆『問題外科』『緑魔の街』、太宰治『お伽草子』、芥川龍之介『猿蟹合戦』『桃太郎』などなど。

またライブにもたくさん出てもらっている。
昨年は銀座アップルストアでの朗読ライブ「前略な・だ・草々」にも出てもらった。あのときは「緊縛朗読」をやってもらったのだった。
YouTube番組YouBunkoにも何本か出ている。最多出演かもしれない。そのたびに大阪から出てきてくれるのだ。

最近は名古屋の〈少年王者館〉にも劇団員として参加している。
オールマイティな人だが、とにかく奇抜で変なことにも果敢に挑戦してくれるのでありがたいし、おもしろい。いい意味で自分を捨てられる人だ。
今回の公演でも特異な役回りを引き受けてもらった。なにをやらかしてくれるのか、とても楽しみだ。
窪田涼子が出る「Ginga - 宮澤賢治・時と地と星 - 」の詳細はこちら。

(作・演出・音楽:水城ゆう)

「Ginga」に出演する岩崎さとこ

高校生のときに今村昌平監督の映画「楢山節考」でデビューしたという経歴の持ち主なので、役者歴は長い。
が、私との付き合いは朗読がスタートだった。
かれこれ10年近くになるかもしれない。
岩崎さとこには数々のオーディオブックを収録してもらっている。夏目漱石の『夢十夜』や『こころ』、林芙美子の『放浪記』といった大作をはじめ、織田作之助の『夫婦善哉』や『競馬』など、すぐれた朗読をたくさん残してくれている。
私にとって岩崎さとこは、映画俳優でも舞台役者でもない。秀逸な朗読パフォーマーだ。

私が演出したものには、現代朗読協会がNPO法人としてスタートしたときの旗揚げ公演ともいうべき「おくのほそ道異聞」に出演したもらったことがある。2006年春のことだ。
それまでにも小さなライブパフォーマンスはちょくちょくやっていた。
非常に反応性の高いパフォーマーで、独特の個性もある。ほっそりした小さな身体の女性なのだが、パフォーマンスでは大変大きく見える。
私としては彼女にもっと朗読に本腰を入れてもらいたいのだが、演劇や映画方面が本拠地だと思っているらしく、なかなかこちらへ来てくれないのがもどかしい。
朗読のほうが未開拓で、未知の表現ジャンルなので、岩崎さとこにも広大な可能性があるのにね。

それはともかく、今回はみずから名乗り出て「Ginga」に出てくれるという。
ありがたいことだ。
彼女にはちょっと不思議な役回りを受け持ってもらう。自由度が非常に高い役回りなので、いろいろ思いがけないことをやってくれるのではないかと期待している。
「Ginga - 宮澤賢治・時と地と星 - 」詳細はこちら。

(作・演出・音楽:水城ゆう)

「特殊相対性の女」の石村みか

女優・石村みかに最初に会ったのはいつだったろうか。
たしか、2年くらい前のことだ。場所は現代朗読協会が羽根木の家に移る前、活動拠点としていた豪徳寺のドルチェスタジオだったと思う。
安納ケン講師によるアレクサンダーテクニーク講座がおこなわれていて、そこに参加者としてやってきたのだった。
ある舞台のための演技でちょっとした悩みを抱えていて、それをアレクサンダーテクニークで解決してみようといろいろやってみていたことを覚えている。
その後、その舞台公演を観に行ったりした。また、彼女のほうから現代朗読協会に遊びに来てくれたりもした。

そんなこんなで、なんとなくのゆるい友だち付き合いが続いていたのだが、今年の9月に「特殊相対性の女」を初演することになったとき、朗読の野々宮卯妙の相方女優としてお願いすることになった。
小劇場を中心に、商業演劇にも駆り出されたりすることもあって、かなりいそがしい人なのだが、快く引きうけてくれた。
もともとは朗読台本なのだが、彼女はあくまで「役者」としてやりたいということで、テキストを全部覚えてしまった。つまり、セリフとして。読めばわかるが、どうかんがえてもセリフ的な文章ではない。それを覚え、また朗読の野々宮とかけあいで演じるというのは、相当な力ワザだ。

初演は下北沢のライブカフェでおこなわれた。
その模様のごく一部をYouTubeに公開した。
私が見込んだとおり、石村みかはすばらしい身体性を持った役者であり、自由を与えれば与えるほど輝く表現者だった。
このたびの名古屋ウェルバ・アクトゥス・アート公演の企画は、愛知県芸術劇場という小ホールではあるけれど300名がはいる空間でおこなわれる。ぜひともこの広大な空間に石村みかという「鳥」を放ってみたい。
私はそのシーンを夢想して、彼女に出演を打診した。
今回もラッキーなことに、快く出演を引きうけてくれた。
ご来場のチャンスがある方は、ぜひお見逃しないよう。
詳細はこちら。

(作・演出・音楽:水城ゆう)

2010年11月29日月曜日

(演劇+朗読)×音楽=特殊相対性の女@愛知県芸術センター

2010年9月に東京・下北沢〈Com.Cafe 音倉〉にて初演をおこない、大きな反響を巻き起こしたコンテンポラリー・パフォーマンスが、名古屋に舞台を移してホール公演をおこないます。

少女と老婆がひとりの女優の体内を行き来する。
朗読と演技がひとつのステージ上で交錯する。
言葉と音楽が時間と空間を再構築する。
舞台を中心に活躍する女優・石村みかと、現代朗読純粋培養の朗読者・野々宮卯妙が、それぞれ異なるアプローチでオリジナルテキストに挑みます。
ランダムに映しだされる映像にも出演者と演奏が反応しながら進んでいきます。

脚本・演出・音楽:水城ゆう
出演:石村みか、野々宮卯妙
映像:藤原好昭、伊藤貴人
演奏:水城ゆう(ピアノ)

(演劇+朗読)×音楽=特殊相対性の女
・日時 2010年12月11日(土)15:30開演/14:30開場
・場所 愛知県芸術劇場(芸術文化センター)小ホール
・料金 前売2,500円/当日3,000円

※チケット購入はこちら

※お問い合せ:ウェルバ・アクトゥス制作実行委員会
電話・FAX 052-323-2593
Mail info.verbaactus@gmail.com

2010年11月26日金曜日

沈黙の朗読――記憶が光速を超えるとき

2010年3月に東京・中野〈plan-B〉にて初演をおこない、大きな反響を巻き起こしたコンテンポラリー・パフォーマンスが、名古屋に舞台を移してホール公演をおこないます。
「沈黙」と「朗読」という一見矛盾したテーマに取り組みながらも、終演後は多くの方から「驚くべき沈黙の豊穣さを発見した」というメッセージをいただきました。
そのオリジナルプログラムが、形を変えて名古屋のウェルバ・アクトゥスの舞台に登場します。
今回、あらたにクラリネットを加え、三つどもえのパフォーマンスへと変化をとげます。

脚本・演出:水城ゆう
出演:榊原忠美
演奏:坂野嘉彦(クラリネット)/水城ゆう(ピアノ)

沈黙の朗読――記憶が光速を超えるとき
・日時 2010年12月10日(土)19:30開演/18:30開場
・場所 愛知県芸術劇場(芸術文化センター)小ホール
・料金 前売2,500円/当日3,000円

※チケット購入はこちら

※お問い合せ:ウェルバ・アクトゥス制作実行委員会
電話・FAX 052-323-2593
Mail info.verbaactus@gmail.com

ウェルバ・アクトゥス・アート第二回・愛知県芸術劇場公演のお知らせ


日時:2010年12月10日/11日
場所:愛知県芸術劇場(芸術文化センター)小ホール

2008年暮れに名古屋で始動したウェルバ・アクトゥスは、継続的なワークショップを通じてその方法と考え方を推し進め、2009年9月に初の大きな公演「Kenji - 宮澤賢治・音と光と土 - 」を実現するにいたりました。
大きな反響をもって終えた「Kenji」を受け、すぐさまさらに継続的な活動が展開され、本年はウェルバ・アクトゥス制作実行委員会が正式に発足しました。
また、ワークショップも毎月開催されているほか、ミニライブも頻繁におこなってきました。
そして2010年12月、愛知県芸術劇場小ホールで、2日間、3演目4公演におよぶアートショーが開催されることとなりました。
演目概要をここにお知らせいたします。

◎Ginga ――宮澤賢治・時と地と星――
12月10日(金)15:30- /12月11日(土)19:30-

宮澤賢治『銀河鉄道の夜』をモチーフにしたオリジナル脚本をもとに、
約一年間のワークショップを経たウェルバ・アクトゥス・アートパフォーマーたちが
皆さんと共感の場を作ります。音と光の饗宴を共有しましょう。

脚本・演出・音楽:水城ゆう
出演 岩崎さとこ、窪田涼子、野々宮卯妙、照井数男、嶋村美希子
加藤祐子、山田哲也、西川智里、大久保恵理子、岡本薫
西村邦子、小木曽琴江(10日のみ)、柊麗子(11日のみ)
演奏:伊藤さやか(歌)、矢野司空(尺八)、デリヘイ(馬頭琴/ホーミー)、水城ゆう(ピアノ)
笛吹ふえこと教室の皆さん(篠笛、土曜日のみ)

◎沈黙の朗読――記憶が光速を超えるとき
12月10日(金)19:30-

2010年3月に東京・中野 plan-B にて初演。
「沈黙」と「朗読」という一見矛盾したテーマに取り組みながらも、
終演後は「驚くべき沈黙の豊穣さ」を発見した濃密なパフォーマンスが、
名古屋のウェルバ・アクトゥスの舞台に帰ってくる。
今回、あらたにクラリネットを加え、三つどもえのパフォーマンスに。

脚本・演出・音楽:水城ゆう
出演:榊原忠美
演奏:坂野嘉彦(クラリネット)、水城ゆう(ピアノ)

◎(演劇+朗読)×音楽=特殊相対性の女
12月11日(土)15:30-

2010年9月に東京・下北沢〈Com.Cafe 音倉〉にて初演。
舞台を中心に活躍する女優・石村みかと、現代朗読純粋培養の朗読者・野々宮卯妙が、
それぞれ異なるアプローチでオリジナルテキストに挑みます。
ランダムに映しだされる映像にも出演者と演奏が反応しながら進んでいきます。

脚本・演出・音楽:水城ゆう
出演:石村みか、野々宮卯妙
映像:藤原好昭、伊藤貴人
演奏:水城ゆう(ピアノ)

料金:すべて2,500円(前売)
チケット購入はこちら

お問い合せ:ウェルバ・アクトゥス制作実行委員会
電話・FAX 052-323-2593
Mail info.verbaactus@gmail.com

2010年11月25日木曜日

ウェルバ・アクトゥス豊明イベント写真(4)

豊明市民文化会館で行われた公文式の生徒たちのイベントの写真の紹介のつづきです。
撮影はファンキー。

(10) 終わってからみんなで12月公演のチラシ配り。猫のお姉ちゃんも。

(11) ういろう売りのお姉ちゃんもチラシ配り。

(12) 最後に会館の前の銅像のところで、みんなで記念撮影。ウェルバ・アクトゥス制作実行委員会代表の一歩さんも、ナオスケさんも、チラシ配りに駆けつけてくれたコギソさんも、車を出してくれた丸さんもチラッと写ってますね。みなさん、お疲れさまでした。

このあと、東京組はまた遠路はるばる、東名高速を東京に向かって帰っていきました。
途中、柊麗子に教えてもらった刈谷サービスエリアで足湯を使ったり、メリーゴーラウンドに乗って遊んだりと、渋滞もものともせずに、来るとき以上に楽しく帰りました。

ウェルバ・アクトゥス豊明イベント写真(3)

豊明市民文化会館で行われた公文式の生徒たちのイベントの写真の紹介のつづきです。
撮影はファンキー。

(7) 5番目の演目。尾崎放哉の自由律俳句を岩崎さとこが読み上げ、ほかの参加者がそのイメージを身体で表現するという仕掛け。決して形態模写ではなく、あくまでイメージ表現。なので、各自いろいろなポーズになります。

(8) 最後は新美南吉の「一年生たちとひよめ」という、とってもかわいい、しかし報酬主義をいさめる深い話。これを、いい大人がまるで童心に返って生き生きと演じました。童謡の「靴が鳴る」を、評価や上手さを求めない子どもの心で歌いながら行進するところからスタートしました。

(9) 出演者もとっても楽しそうに読んでいます。ピアノを弾いている私も楽しかったです。そしてそのことは、きっとまっすぐに子どもたちにも伝わったことでしょう。評価や効率の世界に閉じ込められようとしている子どもたちに、いくらかでも好きなように声を出して自由に表現することの楽しさを伝えられたらよかったと思います。

ウェルバ・アクトゥス豊明イベント写真(2)

豊明市民文化会館で行われた公文式の生徒たちのイベントの写真の紹介のつづきです。
撮影はファンキー。

(4) 「じゅげむ」クッキー無理矢理食べさせられ朗読のつづき。この演目は子どもたちにいつもウケるんですが、子どもたちもちょっとうらやましそうなんですよね。やっちゃいけないといわれていることを、いい大人が堂々と楽しそうにやっているのを見て、わくわくするんでしょう。もちろんそれが狙いなのです。

(5) 嶋村美希子と柊麗子による、いわゆる「猫朗読」。中原中也の「猫」という作品を怪しく読みます。猫といいながらも、ふたりの動きがちょっとセクシーなので、年長の男のコはドキドキするかもしれませんね。もちろん、それが狙いなのですが。

(6) 猫になりきっている嶋村美希子。弱冠23歳の若手ですが、J-POPに拮抗するロードクの可能性を開拓中。音楽ライブにもひけをとらないロードクのおもしろさを、多くの人に知ってもらいたいですね。

ウェルバ・アクトゥス豊明イベント写真(1)

2010年11月21日、豊明市民文化会館で行われた公文式の生徒たちのイベントに、ウェルバ・アクトゥスとして参加してきました。
名古屋組3名と、東京からも丸さんに車を出してもらって、早朝から遠路はるばる私を含めて4人が参加。遠い道のりでしたが、それもまた楽し。
豊明では初顔合わせとなる6人の朗読者が、まったくのぶっつけ本番でひとつのプログラムに挑みました。
そういう状況でも、自由に、軽快に、そしてお互いと子どもたちとのコミュニケーションを取りながら臨機応変にやっていけるのが、ウェルバ・アクトゥスの本質的な表現なのです。

ファンキーが撮ってくれた写真から何枚か、抜粋してお送りします。
当日の雰囲気をなんとなく感じてもらえればと思います。
この延長線上に、規模はずっと大きなものになりますが、12月10日と11日の「Ginga」の公演があります。

(1) プログラムの最初は、まずは名古屋組3人による「ういろう売り」ショートバージョンの即興的な朗読表現。ステージ上を自由に動き回りながら、かけあいのような朗読をやりました。こういった朗読に慣れていない「大人」は、「言葉が重なってしまって聞き取れなかったのが残念」
という典型的な評価をしてくれるのが通常ですが、私たちは言葉や意味やストーリーを伝えることだけを目的にしていません。もっとずっとリッチな情報を発信していることに気づいていただきたいのです。もちろん、子どもたちはそれを全部、全身を受けとってくれていたことでしょう。
出演は、西村邦子、柊麗子、加藤祐子、とピアノの水城。

(2) 2番目の演目は東京組が登場。名古屋組から柊麗子に残ってもらって手伝ってもらいました。中原中也の「ブランコ」という詩で、まるでサーカスのブランコのように揺れながらの朗読。この時点で全員汗だくになってしまいました。汗だくになる朗読なんて、あまりないかもしれません。
出演は、岩崎さとこ、嶋村美希子、照井数男、そして柊麗子とピアノの水城。

(3) 3番目の演目は、落語で有名な「じゅげむ」。「ブランコ」とおなじメンバーで演じました。じゅげむの名前をとなえる照井の口に、クッキーが容赦なく突っ込まれます。子どもたちは爆笑で、当然出演者も図に乗ってパフォーマンスをエスカレートさせます。照井くんはさぞ大変だったことでしょう。