2010年8月9日月曜日

豊明文化会館での公開ワークショップ、終了

(演出・水城がお送りします)
昨日は、豊明市の文化会館で、ウェルバ・アクトゥスの公開ワークショップがおこなわれました。
私は用があって、前日らか名古屋入りしていたんですが、朝9時に名古屋のホテルをチェックアウトして、名古屋駅へ。名鉄に乗り換え「前後」という駅へ。
駅へはファンキー氏が迎えに来てくれるはずでしたが、取り込み中らしくて、代わりにデザイナーの伊藤さんが来てくれました。
文化会館の小ホールへ。これがなかなかいいホールで、近くにあればしょっちゅ使いたいくらいです。
〈まちの縁側・MOMO〉の節子さんもすでに手伝いに来てくれていました。メンバーの加藤さんらも来て、去年の公演で使った一歩さんの布作品を、ステージ奥のバトンに吊り込み作業中。
ほかにステージの上にピアノや椅子を並べて、準備完了。
一歩さんがウェルバ・アクトゥスのTシャツを何枚か作って持ってきてくれました。これがまあすばらしい出来です! すべて一点ものの手描き。全部ほしいくらいですが、これは後日、どのように使うのか、あらためてお知らせすることになると思います。どうぞご期待を! 皆さんにも手に入れられるようにしますからね。
とはいえ、さっそく関係者特権を生かして、私と野々宮は気にいったのを1枚いただきました。

11時から予定通り、公開ワークショップがスタート。
この日は豊明の夏祭ということで、野外には屋台が出てにぎわうのですが、毎年夜に行なわれるイベントなので人出は少ない。それでも見学の方がちらほら客席のほうに見えます。
また、夏祭のチラシに、ワークショップが午後1時スタートすると掲載されていたこともあって、午後から参加の人がいるとのことで、午前中はウォーミングアップ的なエチュードをやりました。それがおもしろかったらしく、客席から見ていた人が何人か、午後から参加することになりました。
そういう反応もうれしいですね。

昼食休憩のあと、午後1時から再開。新たに午後からも参加の人もおられました。
夏祭のチラシを見た人が、1時からなにかの公演があるのだと思ったらしく、けっこうな数の人が客席にやってきました。そこで急遽、ワークショップの前に一演目やることにしました。
野々宮卯妙と漱石の「夢十夜」から第一夜を、ピアノとのかけひきでやりました。
そのあと、ワークショップの午後の部。参加者が増え、ステージに並べた椅子が一杯になりました。全員に声を出してもらい、動いてもらい、ステージだけでなく会場全体も使ってウェルバ・アクトゥス(現代朗読)を体験してもらいました。

16時からはその参加者たちと、発表の形でミニ公演をおこないました。
「祈り911~Ginga」というタイトルのライブです。
たった数時間のワークショップで、お互い見も知らぬ人たちで、しかもステージ経験のまったくない人もいるメンバーで作り上げたパフォーマンスとしては、驚くほどおもしろいものになったと思います。これで年末の公演の方向性を確認できたように思いました。

最後に客席の人もいれて全員で「祈る人」の朗読をしました。
ウェルバ・アクトゥスの表現は、自分がだれかより「上」とか「優位」になるためのものではなく、それぞれ違う個性のなかにあって誠実に、正直に自分自身を表現し、また共感するための場を作るためのものです。
その場はまた、祈りの場でもあります。私のたちの「祈り」は、もちろん特定の宗教や団体にしばられるものではなく、純粋に個人的な精神から生まれるものです。
次回ワークショップは9月11日のあの日におこなわれます。
その日のワークショップ後のミニライブは、今回の「祈り911~Ginga」とおなじテキストを使っておこなわれます。
皆さんのご参加、見学、ご来場をお待ちしております。
(みずき)

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