(Photo by Funky)
2010年4月10日、土曜日。
名古屋市の演劇練習場〈アクテノン〉にて、2010年のウェルバ・アクトゥスのワークショップの第一回がおこなわれた。
参加者は10名足らずと少なめだったが、昨年の中核メンバーにあたらしい参加者がひとり加わって、気持ちをあらたにスタートした。
始めに、今回の主催である「ウェルバ・アクトゥス制作実行委員会」代表の山田一歩さんから挨拶。今年の意気ごみを聞かせてもらう。
今年は年末12月10日と11日に、愛知県芸術文化センターにて最終ステージ「Ginga」の上演をめざしながらワークショップを進めていくことになっている。その過程で運動体としてのウェルバ・アクトゥスの広がりを作りながら、昨年につづいて大きな共感を共有するための表現者集団をめざす。
こうやって書くとなんだか大風呂敷な感じだが、一歩さんのなかには実現のための具体的な方策がすでにふつふつと動きだしていて、この第一回ワークショップや、拠点でのミニライブの展開もそのステップなのである。
そのあと、参加者のひととおりの自己紹介があり、私からはこのワークショップの進め方についての説明。
みっつのルール、というか、ゆるやかな合意のお願い。変な和製英語だが、わかればよろしいということで。
1. BODY free
2. MIND free
3. COMMUNICATION free
(この項の具体的な内容については、別項として独立してあらためてUPします)
そのあと、毎日できるウェルバ・アクトゥスのための身体作りの基礎ワーク。これは野々宮にやってもらう。
そして、現代朗読とウェルバ・アクトゥスの考え方の説明やら、テキストを配っての読みの実践やらと進めていった。
一般的な朗読教室や養成所の講座とはまったく違うことをやるので、初めての人は面食らうことばかりかもしれないが、「表現」ということでは実はとても基礎的な考え方を押さえながらやっている。どこかの系列でも系統でもない、まただれかがすでに確立した手法や伝統的な方法ではない、まさにコンテンポラリーな方法を用いた実践的な表現ワークなので、さまざまな人に応用できるし、すべての人が表現者となることを目指せる方法なのだ。
このワークショップは途中からの参加も歓迎である。初回から参加していた人が、二回目以降の参加の人のパイロットとなってくれるだろうし、お互いに手法を共有し、共感しあいながら進めていくことを理想としている。
ひやかし半分の単発参加ももちろん遠慮なくどうぞ。
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